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心理関連

「惹かれる人」と「家族になる人」は違ってもいい

「昔からこういうタイプの人に惹かれるんですよね」
そう話す人の多くは、いわゆる“推し”のような存在に共通点を感じていることがあります。

たとえば――
・何かを極めていて天才肌
・頭の回転が早く、知的で鋭い
・繊細さと芯の強さを併せ持っている
・感情を多く語らずとも、どこか深みがある
・芸術や音楽など、心を打つ表現に長けている

こうした人物像に心惹かれるのは、ごく自然な感情です。尊敬や感動、心を大きく揺さぶられるような体験があるからこそ、人は“惹かれる”のかもしれません。

でも、いざ「家族として共に生きていく人」となると、求めるものが少し変わってくることもあります。

たとえばこんなケースがあります。
ある女性は、過去に惹かれてきた人は皆インテリでどこかミステリアス、感情をあまり表に出さず、一匹狼タイプ。でも、いざ結婚した相手はというと、「正直で裏表がなく、少し不器用だけどまっすぐで家族思い」な人でした。

「タイプとは違ったけれど、この人とは一緒に暮らせると不思議と感じたんです」
そんな声は少なくありません。

どうやら、“惹かれる人”と“家族にしたい人”には、別の要素が関係しているようです。


【恋愛感情と安心感は、別物かもしれない】

惹かれる相手は、心が動く存在。
でも、日々をともにするには「安心感」「信頼感」「価値観の共有」など、別の側面が大切になることがあります。

日常のなかで起こるちょっとした出来事――たとえば、困ったときにすぐに対応してくれる、疲れているときに黙ってお茶を出してくれる、そんな“さりげない誠実さ”に心がほぐれることもあるのです。


【自己理解が深まると、選び方が変わってくる】

「なぜ私はあのタイプに惹かれるんだろう?」
「なぜこの人と一緒にいると安心するんだろう?」

そんなふうに自分の内面に目を向けてみると、
惹かれる理由にも、安心する理由にも、それぞれ自分なりの背景が見えてきます。

大事なのは、自分がどんな人とどんな関係を築きたいのかを知ること。
ときめきも大事、でも安定も大事。
そのバランスを見つけていくことが、満たされる関係につながっていきます。


【結び】

“惹かれる人”と“家族にしたい人”が違っても、それは間違いではありません。
むしろ、多くの人がそうした「ズレ」のなかで、自分なりの幸せを見つけていくのです。

感情に気づき、価値観を見つめなおしながら――
「自分にとって本当に心地よい関係とは何か?」
その問いに向き合ってみる時間は、きっと人生の軸を整えてくれるはずです。

🌿心理相談室あじさいのへやでは、「自己を見つめる婚活プログラム」を通じて、こうした問いとじっくり向き合うことができます。
ときめきと安心、憧れと信頼。その両方に耳を傾けながら、自分にとって納得できる選択を探してみませんか?

それでは、また。