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心理関連

心理士として皆の心を守るためのあれこれ

おはようございます。

今日の津市、あじさいのへや付近はしとしと雨が降っています。

お天気が荒れないことを祈っております。

心理士ってなんだかベールに包まれている!?

さて、今日は臨床心理士の謎に迫りたいと思います。

SNSなどをみると、宣伝のお上手な?カウンセラーも多くみられます。

私はとてもうらやましく思ったりします。

多くの臨床心理士は宣伝が下手なのかもしれません。

(あくまで私調べなので話半分で)

なんだか臨床心理士ってベールに包まれているな

情報が少なくてなんだか怖いな

そんな感想をいただくこともあります。

でもそれには実は理由があるのです。

クライエントさんの心を守るために心理士が守るもの

私たち臨床心理士には「倫理規定」があります。

これはなんであるかっていうと、

「みなさんの心を守るため」

にあるのです。

この倫理規定があるため、もしかすると

いろいろと明かしすぎないこともあり

わかりにくいのかもしれませんね。

守るべきものの例

たとえば、私たちは既存の知り合い(兄弟、親子、友達、知人など)に

カウンセリングは提供しません。

なぜかというと、カウンセリングにカウンセリング以外の関係を持ち込むと

カウンセリングにその関係が影響してしまうからです。

例えば、上司にカウンセリングを受けるとします。

カウンセリングでの関係以外に「上司・部下」の関係があるので、

その関係が邪魔をしていろんなことが話せなくなってしまうことがあるのです。

私は知人に「カウンセラーなんだ」っていうと

よく「じゃあ私のカウンセリングして!」

と言われますが、受け付けません。

相手を守るために・・・!

カウンセリングはベールに包まれているからこそ、安全なもの

よく巷のカウンセラーさんで、

「こないだのカウンセリングでこんなこと話しました!」

と書く人もいますが、これも臨床心理士の考え方としては危ないことだなと思います。

クライエントさんに許可はとっているかもしれませんが

これってカウンセリングの内容を公開しているということ。

本来クライエントさんとカウンセラーだけで作られた安全な世界でのことが

公開されるということは、これもクライエントさんの心が危険になる可能性があります。

SNSなどに投稿すると、カウンセラー以外の全世界の人が、

内容を見ることになるわけです。

カウンセリングはクライエントさんだけのもの。

それを守るのが臨床心理士の役目だと思っています。

だからこそ、何やっているかわからないと言われるのは当たり前のことなのです。

でも、わからなさ過ぎて怖いけど!?ってときは

こう思う方が多いかもしれませんが・・・

あじさいのへやでは、説明会+ちょっとしたグループワークが体験できる

「心の座談会」を9月から再開します。

そこで、あじさいのへや、私の雰囲気を見てもらうこともできます。

ぜひご利用ください。

また、カウンセリングの詳細は書きませんが

私がどういう思いでカウンセリングしているかは

随時発信していこうと思いますので

そういうところで知ってもらえたらなと思います。

今日は熱く語りすぎましたかね?笑

それでは、また。