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子どものために頑張りすぎていませんか?
――支援者こそ、自分を大切に
子どものために、誰かのために。
毎日を懸命に過ごしている人ほど、自分のことを後回しにしてしまうことがあります。
「もっとちゃんと見てあげなきゃ」
「私ががんばれば、この子は変われるはず」
「困っている人を支えるのが、自分の役目だから」
そんなふうに思って、目の前の相手を一生懸命に支えている方は少なくありません。
特に、親御さん、先生、福祉や心理の支援職の方に多く見られる姿です。
けれど、気づいてみたら、自分の心や体はボロボロだった――
そんなことはありませんか?
支援や子育ての出発点は、「自分が整っていること」
相手を思う気持ちが強い人ほど、「もっとできることはないか」と自分を追い込んでしまうことがあります。
でも、本当に大切なのは、「支える側が安定していること」です。
自分が疲れているとき、余裕がないとき。
ちょっとした一言に傷ついたり、冷静に対応できなかったり、相手の困り感を見逃してしまうこともあります。
逆に、自分が整っているときは、自然とやさしく対応できたり、柔軟な視点で物事を見られたりするものです。
つまり、自分を大切にすることは、相手を大切にすることにもつながっていくのです。
「自分のケア」は、支援の一部
「自分のケアを優先するなんて、わがままなのでは?」
そんなふうに感じる方もいるかもしれません。
けれど、支援の現場では今、“支援者のバーンアウト”や“共倒れ”が問題になっています。
支える人が倒れてしまっては、元も子もありません。
だからこそ、支援者自身のケアは、支援の一部だと考えることが大切です。
「最近、ちゃんと休めているかな?」
「ひとりで抱え込みすぎていないかな?」
「私自身、安心して話せる場所はあるだろうか?」
そんなふうに、自分の状態を丁寧に見つめてみてください。
いったん立ち止まる勇気も大切に
支援や子育ては、長い道のりです。
だからこそ、ときには立ち止まり、自分のことを振り返る時間が必要です。
誰かを支えるあなた自身が、まずは安心して過ごせること。
それが、結果的に目の前の相手にとっても、いちばんよい関わりになるのではないでしょうか。
自分を大切にすることを、どうか忘れないでいてくださいね。
ちょっと苦しくなったらぜひあじさいのへやを訪れてみてくださいね。カウンセリングご予約
それでは、また。