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意見がすれ違う前に。SNS時代のコミュニケーションのヒント
SNSでは、意見や考えを自由に発信・共有できるようになり、活発なやりとりが日常的に行われています。
とても便利で有意義な一方で、少し「もったいないな」と感じる場面に出会うこともあります。
たとえば、こんなやりとりを見かけたことはありませんか?
- 発信者の意図がうまく伝わらず、誤解されたまま批判されている
- 感情に任せたコメントが、相手を深く傷つけてしまっている
- 自分の価値観や考えだけを正解とし、他の意見を受け入れられない様子
こうしたすれ違いは、ほんの少しコミュニケーションの工夫をすることで、ぐっと穏やかな対話に近づけるのではないかと感じます。
■ すれ違いを防ぐための3つの工夫
① 同じ言葉でも中身が違うかも? ~言葉の定義をすり合わせる~
たとえば「きれいな図形」と聞いたとき、どんな形を思い浮かべますか?
丸、正方形、シンメトリーな模様…人によって想像するものは少しずつ異なります。
同じ言葉を使っていても、思い描くイメージが違うと、話がかみ合わないことがあります。
だからこそ、「この場合の“きれい”って、どういう意味かな?」と確認してみるのはとても大切です。
② 強い言葉に振り回されすぎない
SNSでは目を引くために、意図的に強めの表現が使われることがあります。
それ自体は悪いことではありませんが、そのまま受け取りすぎると、必要以上に動揺したり、不安になったりすることもあります。
「これはあくまで一つの意見」と、少し距離をとって見てみることも、ときには必要かもしれません。
③ 発信の前に、一呼吸
言葉には、誰かの心を温める力もあれば、深く傷つけてしまう力もあります。
だからこそ、何かを伝えるときには、ほんの少し立ち止まって「この言い方で大丈夫かな?」と振り返ることが大切です。
考え方や価値観は、人それぞれ違うもの。
相手の背景や立場を想像できるようになると、自然と視野も広がり、コミュニケーションはもっと優しいものになります。
そのためにも、まずは自分自身の考え方のくせや、ストレスを感じたときの反応などを知ること――
つまり「自己理解」が、穏やかな対話の出発点になります。
自己理解を深めるサポートをしています
心理相談室あじさいのへやでは、「自己理解」を軸としたプログラムやカウンセリングを行っています。
対人関係や考え方にモヤモヤを感じたときは、ぜひお気軽にご相談ください。
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