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なぜ「心理学×日本酒」なのか――味わうことから始まる自己理解
「心理学と日本酒?」
この組み合わせを聞いて、少し意外に感じる方もいるかもしれません。
心理学というと、心について学んだり、自分の過去や考え方について深く振り返ったりするもの。
日本酒というと、お酒を楽しんだり、銘柄や造りについて知ったりするもの。
一見すると、あまり関係がないようにも見えます。
けれど私は、心理学はもっと日常の身近なところにあるものだと考えています。
誰かと話して「なんだか安心した」と感じること。
いつもと違う場所に行って、少し緊張すること。
好きな音楽を聴いて、気持ちがゆるむこと。
そして、飲み物を口にして、
「おいしい」
「いい香り」
「ちょっと苦手かも」
と感じること。
そんな小さな「私はこう感じる」の中にも、自分自身を知るためのヒントがあります。
今回の「心理学×日本酒」ワークショップは、そんな日常の感覚から自己理解を体験してみる試みです。
日本酒を「正しく味わう」ためのワークショップではありません
今回のワークショップでは、日本酒を使った「味わう体験」を行います。
けれど、日本酒に詳しくなることが一番の目的ではありません。
銘柄を覚えたり、味の違いを正確に言い当てたりする必要もありません。
「この香りは○○です」
という正解を探すのではなく、
「私は、どう感じるだろう?」
ということに少し意識を向けてみます。
甘く感じるかもしれない。
香りが好きだと感じるかもしれない。
思っていたより飲みやすいと感じるかもしれない。
あるいは、
「私はこれはあまり好きではないな」
と思うかもしれません。
それも、大切な感覚です。
同じ日本酒を味わっていても、感じ方は人それぞれ。
誰かと同じ感想になる必要はありません。
「味わう」と、いつも通り過ぎているものが見えてくる
普段、私たちはたくさんのことをしながら生活しています。
食事をしながらスマートフォンを見る。
飲み物を飲みながら仕事をする。
次にすることを考えながら、目の前のことを済ませる。
もちろん、それが悪いわけではありません。
忙しい日常の中では、そうしなければ回らないこともあります。
でも、ときどき少しだけ立ち止まってみる。
香りを感じる。
口に含んでみる。
温度や舌触りに気づいてみる。
そして、
「今、自分はどう感じているんだろう」
と眺めてみる。
すると、普段は気づかず通り過ぎている自分の感覚が、少しだけ見えてくることがあります。
これは、前回の記事でも書いた「自分の感覚を知る」という自己理解につながっています。
自己理解は、机の上だけでするものではない
自己理解という言葉には、少し難しい印象があるかもしれません。
自分の過去を振り返ったり、性格を分析したり、深く考えたりすることを想像する方もいるでしょう。
もちろん、それも自己理解です。
けれど私は、
自己理解は日常の中にもたくさんある
と思っています。
何を心地よいと感じるのか。
何をおいしいと思うのか。
どんな場所だと安心するのか。
どんな人といると自然体でいられるのか。
そんな小さな気づきを積み重ねることも、自分自身を知ることにつながります。
だから今回、日本酒を「自己理解のための素材」の一つとして使ってみることにしました。
日本酒が主役なのではありません。
心理学の知識を覚えることが主役でもありません。
主役は、その場で何かを感じている一人ひとりです。
人との違いを味わうことも、この時間の一部
今回のワークショップでは、一人で静かに味わうだけではなく、参加者同士でゆるやかに交流する時間も予定しています。
同じものを味わっても、
「私はこう感じました」
「私は全然違いました」
ということがあるかもしれません。
その違いも面白いところです。
相手の感じ方を聞くことで、
「そんな見方もあるんだ」
と気づくことがあります。
でも、相手の答えに自分を合わせる必要はありません。
自分と他者の違いを知りながら、自分の感覚も大切にする。
そんな時間になればと思っています。
そして、たくさん話すことだけを交流とは考えていません。
話したいときには話す。
少し静かに味わいたいときには、そうする。
それぞれが無理なくその場にいられることも、大切にしたいと思っています。
日本酒が飲めなくても大丈夫です
今回のテーマには「日本酒」とありますが、事情があってアルコールを飲まない方・飲めない方には、ノンアルコールの飲み物もご用意します。
大切なのは、「お酒が飲めること」ではありません。
飲み物を通して自分の感覚に少し意識を向けてみること。
そして、その時間や場を味わってみることです。
日本酒に詳しくなくても構いません。
心理学を学んだことがなくても構いません。
「ちょっと面白そう」
そんな興味から参加していただいて大丈夫です。
心地よい午後を過ごしに来てください
このワークショップを、「自己理解をしなければならない場所」にはしたくありません。
何か大きな答えを見つけなくてもいい。
深い話をしなくてもいい。
ただ日本酒や飲み物をゆっくり味わって、人とのゆるやかな交流を楽しんでみる。
そして帰るときに、
「私はこういうものが好きなんだな」
「こういう時間、意外と心地よかったな」
「人によって本当に感じ方が違うんだな」
そんな小さな発見を一つ持ち帰っていただけたら、それで十分です。
心理学を「勉強する」のではなく、
日常の中で少し体験してみる。
そんな時間を一緒に過ごせたらと思っています。
10月31日(土)開催予定です
「心理学×日本酒」ワークショップは、2026年10月31日(土)に開催します。
日本酒をきっかけに、自分の感覚を味わい、人とのゆるやかな交流を楽しむ時間です。
詳しい開催場所・時間・参加費・お申し込み方法については、ホームページのお知らせページをご覧ください。
【参加者募集/10月31日開催】心理学×日本酒ワークショップ ~味わいから、自分の感覚に出会う時間~
少しでも「面白そうだな」と感じた方に、お会いできることを楽しみにしています。